N.S.F. 稽古五日目 夜カフェ 十二夜

さて、稽古も五日目になって、結構佳境。

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かと思いきや。
相変わらずの二人の稽古。
でも、段々様になってきたなぁ。
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先行して、terraceで俳優向けのワークショップをやって、その一つがやり取りに集中するプログラムでした。
これが素敵なプログラムなんだけど、関根さん(座長【あだ名】)のプログラムでした。
まさしく、その続きみたいな稽古をしていて、時間はかかったけど、結構いい感じになってきました。

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そんなわけで、やっと座長のシーンの稽古へ突入。
いやー、面白い。ていうか、そんな引き出しあんだー。みたいなことを思いつくし、とりあえずやってみて、アイディアを成仏させたりしながらの稽古はとても楽しい。
別に公開するためのものじゃないけど、それだけでも面白いんだよなぁ。
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今回もあやさんには無茶なオーダー出しているんだけど、動いている間のやり取りで新しいことをぶっこんできて、雪崩がおきてみたり、はまりすぎてわけがわかんなくなったりして、これもまた面白い。
振れ幅でかっ!!!!みたいなことがあって、あーN.S.F.の稽古だなー。ってしみじみ思いました。

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つねさんも、バクダンぶっこんできたなぁ。すごい考えて考え抜いてきた結果、誰も予想がつかないところにぶち込んできたのが驚き。
チャレンジしてくるなー。リーダー。やっぱりリーダーだよねぇ。
素敵だわ。しかし、この写真悪者顔だなぁ。なんでこんな顔になったんだろう。つねさん的にはあんまりしない顔なのだよね。あーでもないこーでもないって、きっと考えてたのかな。

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そんな風に、たぶん僕の好きな人たちの引き出し目いっぱい広げて並べて、もうそれだけで幸せなんじゃないか。っていう稽古場は本当に楽しい。
とはいえ、ただ並べました。では、すまないし。
俳優たちが持ってきたものを整理したり、もっととんでもないことにしたりしないと、人様にお見せして面白がってもらえるようなものにならないので、なんでもかんでもみんなで試して、通りをよくしてを繰り返したりしています。

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なんか、あやだの顔がいい顔になったなぁ。
っていう印象があって、今まで無理してたっていうか、背伸びしてたみたいな、わかってます的な風味があって、それが冷たい感じを出していたのだけど、今回の稽古の中で、徐々に柔らかい顔をするようになってきた。と思う。
一番若いあやだの空気が変わると、当然大人たちもやれることが増えるんだなぁ。っていうのがよくわかる。実感として、お芝居ってものは人と作るものなのだ。ってことをものすごい体感させてもらってる。

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ここ、今つねさんのシーンが終わって少しどうするかの検討をしているところ。
三者三様だけど、同じシーンのことを考えていて、なんとなく空気が柔らかく、リラックスした稽古場な感じがして、とてもいい風景だなぁ。って思った。
後で見返しても、真剣さと少し笑ってる感じが混じっていて、いい顔している。

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あ、これこれ、つねさんぽい顔だ。
安心するね。後ろの笑顔の関根さんもいいな。
今日の稽古は全体を飛ばし飛ばし、派手に人が動くところの基本的な段取りを考えてやってみる稽古だったんだけど、いろんなものが同時に出てきて、処理しきれなくなったりして、みんなで話しすぎて僕が何したいかわかんなくなってみたり、すごいカオスなんだけど、しっかり何かが進んでいく今日の稽古でした。

dscf1227稽古場は実験するところで、何が起きてもみんなで受け止めて思いついたことはどんどんやって、次々にいろんなやり取りのパターンを試していく。
なんにもないところから、戯曲っていうコンパスを持って、新しい地図を書いていくみたいな時間は、結構くだらないことを話しながらも人間の存在を問うてみたり、尊厳や尊重することっていうのはなんだろうか。とか、みんなが持っている物差しでいろんなものを測ってみたり、そういうことがいっぱいあって、極上の時間を過ごせてます。

あ、もちろん、みなさんにお見せするときには、きちんとみなさんも巻き込んでカオスを作れるように、みんなでがんばってます。
そんな僕たちの公演情報は下で。

■劇団桃唄309 + N.S.F. + らまのだ + 劇団ひまわり
■短編劇集 volume 10 秋カフェ 『夜いろいろ』
2016年9月28日(水)~10月2日(日) 東中野/RAFT

タイプもいろいろな4つのカンパニーが、夜にまつわる諸々を、 見応えたっぷりの短編としてお届けします。
A,B,Cの3つのパートを順繰りに上演します。
N.S.F.はBです!
カフェコーナーで喉をうるおしつつ、 ゆったりとお楽しみください。

●公演情報
http://bit.ly/201609cafe
http://goo.gl/Pq7ZGS

●タイムテーブル(開演時間)
9月
28日(水) (A)20:00☆
29日(木) (B)18:00★/(C)20:00☆
30日(金) (A)15:30☆/(C)17:30★/(B)19:30☆
10月
1日(土) (C)15:30☆/(B)17:30★/(A)19:30★
2日(日) (A)13:30★/(B)15:30☆/(C)17:30★

※受付開始・開場は、各回の1時間前です。
※各回の上演時間は約55分+おまけコーナー
※開演前・終演後はカフェタイムです。

※おまけコーナーは、
☆→佐藤達のかみしばい
★→トーク
です。

【A】
◎らまのだ『まど』

◎桃唄309『一年後の月よ、バイバイ』

【B】
◎N.S.F『十二夜』
戯曲 シェイクスピア
企画・演出 伊藤馨
戯曲構成 村野玲子 (NICK-PRODUCE)
あら素敵ね。なんて思っても、なかなかうまく進まないっていうのは恋にはよくある話。
→中嶌聡 (クレイジーパワーロマンチスト) さいとうまこと 綾田將一 小林あや 関根信一(劇団フライングステージ)

◎桃唄309『魚の足をもむには』
戯曲・演出 長谷基弘
さえない夜の過ごし方。例えば殺人事件ごっこ。犯人は私。解いて。私はどうやって密室であなたを。
→高木充子 富山聡子 佐藤達

【C】
◎劇団ひまわり
『フォーマルハウトを見上げて』
◎桃唄309『肉屋トビーのひみつの庭』

●料金<日時指定・自由席>
予約・当日 1コマ目2,000円/2コマ目以降1,500円
※例えばAとBのコマをご観劇いただくと、3,500円になります。
※小さな会場ですので、なるべくご予約ください。
※連続してご覧いただく場合、予約の方が優先となります。

●チケット取り扱い先
窓口: http://goo.gl/Sxt6Sh
web予約: http://goo.gl/NV0TcG
e-mail: aki-cafe2016@softbank.ne.jp
Phone: 080-9676-3553 ※各公演日の前日まで
FAX: 03-3314-2446(ウィンドミルオフィス) ※9月27日 22時まで
メール・FAXでのご予約方法
(1)お名前 (2)日時・枚数 (3)ご連絡先電話番号
(4)メールアドレス(あれば) をお知らせください。
受付終了後、確認のご連絡をいたします。

●会場
RAFT
〒164-0001 東京都中野区中野1-4-4 1F
東中野駅から約1.0km・中野坂上駅から約0.8km
地図↓
http://goo.gl/1HQNYL

●企画・制作
ウィンドミルオフィス/劇団桃唄309
〒166-0003 杉並区高円寺南1-18-14 矢島ビル3F
http://www.momouta.org/