20100321 高千穂川柳指導者養成ワークショップ 記録

20100321 高千穂川柳指導者養成ワークショップ 記録

場所 高千穂町 中央公民館・和室
メイン講師 長谷基弘
コーディネータ 伊藤馨
講師 川口大介 前原寿代 工藤研太

参加者 合計8名(午前までの参加が1名、午後からの参加が2名)

9:50
開始
ガイダンス

9:55
ウォーミングアップ(やすみりえさんの川柳ワークショップに参加する子供たちが5名参加)
円陣であぐらをかいて
両肘を床に突いて手を前に伸ばす
両肘を床に突いて「うにゃー」と声を出しながら手を前に伸ばす
右手をグーにして右ももを叩きつつ左手はパーで左ももを摩り、合図で左右入替える
足の指の付け根を持ち、足首を回す

ランダムウォーク
決められたエリア内を隙間の無いように歩く
合図で二人組みを作る

10:05
1・2・3ゲーム
交互に「1」「2」「3」と言っていく
「1」のかわりに手をたたく。「パン」「2」「3」となる
「2」のかわりに足を踏み鳴らす。「パン」「ドン」「3」となる。

10:10
ランダムウォークから二人組み
フローズンピクチャ
二人組みで指示した1つの物体になる
「扇風機」
「壁掛け時計」
「メガネ」
「スポーツカー」

二人組みで指示した2つの物体になる
「鉛筆・消しゴム」
「黒板・黒板消し」
「ワイングラス・ビールグラス」
「メガネ・サングラス」
「ラーメン・うどん」

四人一組で指示した1つの物体になる
「海老」
「高千穂峡」
「冷汁」

10:25
休憩

10:40
尾崎放哉カードを使った言葉の身体化のエクササイズ
円陣で座り、カードを配る配られてもまだ見てはいけない。
句以外の言葉を発してはいけない。
ひとりずつ順番に初見で読む。
言葉がおさまったら、次の人が読む。を繰り返し全員が読む。

言葉の身体化
配られたカードを持ち、指示の通りに読む。
出来る限り小さな声で読む
歩きながら、なるべく小さな声で読む
立ち止まって指示されたものを指差しながら読む。
距離感を意識して、誰かに向かって読む。人が読んでいるのは聞かなくて良い。
自分で決めた物体に向けて、言葉を染み込ませるイメージで読む。
部屋の中の色んな隙間に向かって読む。
句の中から選んだ一つの単語を声に出しながら丁寧に触る。
句全体を区切りながら丁寧に自分の納得いく形にしながら読む。納得いく形が出来てきたら通して読む。

再度、円陣になり読む。
感想を言い合う。
*初見で聞いたときよりも尾崎放哉の寂しさが伝わってきた
*何度も繰り返して読んでいると、自分の体の一部になったような気がした
*読み手の呟きの様に聞こえた
*体を使うことで自分の言葉になった
*自分が詠んだ句のような気がした

11:40
グループ創作 2グループに分ける(せれぞれのチームにアシスタント3名も参加)
グループで代表の句を1つ決める
30秒程度のシーンを作る
必ず一回だけ句を読む
句以外の音を出してはいけない

前原グループ「鳳仙花の実をはねさせてみても淋しい」

川口・工藤グループ「墓地から戻ってきても一人」

発表
前原グループ 四枚の花びらが中心に集まってくると実になり弾け飛ぶ。弾け飛んだところで一人が「鳳仙花の実をはねさせてみても」、他の三人が「淋しい」。

*華やかで淋しい。

川口・工藤グループ 墓地には風に揺れる柳があり、墓参りを終えた男が立っている。男は家に帰ってくると、暖炉で手を温め横になる。そこで男が句を読む。

*広範囲の風景を表現している。

ステップアップ

1分程度の場面にする。
始まりと終わりを意識して作る。

前原グループ 四枚の花びらが集まると実になり、一つずつ弾け飛ぶ。四つの実が弾け飛んだところで一人が「鳳仙花の実をはねさせてみても」、全員で「淋しい」。すると実が一つずつ消えて、一人だけ取り残され、座り込む。

*花が実になり、実が四人の淋しい人になり、四人の淋しい人が一人の淋しい人になるという切れ目の無い移り変わりが良かった。淋しさが積み上げられていった。

川口・工藤グループ 墓地には風に揺れる柳があり、墓参りを終えた男が立っている。男は家に帰ってくると、暖炉で手を温め横になる。そこで男が句を読み眠りにつく。すると墓地の墓、柳が家に入ってきて料理をする母やはしゃぐ子供たちとなる。子供と母が外へ出て行きしばらくすると男が目を覚ます。暖炉に息を吹きかけて火を消すと、男も外へ走り去っていく。

*音(男にとっての日常の生活音)を動きで表現できたのが良かった。

11:50
昼休憩

13:05
午後の部スタート
ウォーミングアップ
指の運動
手足ブラブラ
ランダムウォークからフローズンピクチャ
「上」「中」「下」の指示に合わせて体で表現する
指示された単語+「上」「中」「下」のイメージを体で表現する
「川」
「そよ風」
「お日様」
「焚き火」
「クリスマス」
「もちつき」
「春の訪れ」
「友情に亀裂」
「青春の輝き」
「お祭り」
「自動販売機」
「夏の思い出」

合図で二人一組
二人で一緒にランダムウォーク
ペアで「上」「中」「下」の指示に合わせて体で表現する
ペアで指示された単語+「上」「中」「下」のイメージを体で表現する
「台風」
「願い」
「海水浴」

13:20
チーム名決め 「うまキンカン」 ステファニー、ポム(15:00頃から)、リンダ、まえっち、くどー
「いちご犬」  ぱいぱい、マガジン(14:30まで)、ミツコ、あっきー、ぐちゃ

13:23
午前中のやすみりえさんのワークショップで子供たちが作った川柳をチームごとに味わう
うまキンカン・・・「お外はね 風がザワザワ笑ってる」
いちご犬・・・「そよ風が山といっしょにあはははは」

13:25
30秒程度の場面にする

13:35
発表&講評
うまキンカン・・・形、動きが綺麗。
いちご犬・・・「あはははは」が全員揃っているのが面白い

*両チームとも人間の視点をプラスすると良い。

1分程度の場面にする

13:50
発表&講評
うまキンカン・・・ダイナミックな感じ、部屋の中と外が分かれているのが良い。外に出て行きたくなりそうな風を意識する、全体的にコンパクトにすると良い。

いちご犬・・・読み方が変わったのが良いが、いっそのこと声を高くしても良い。山が風に吹かれて揺れているのが良いが、もっとデフォルメしても良い。

13:55
休憩

14:00
句を追加する
うまキンカン・・・「写真から笑顔を見せる地縛霊」
いちご犬・・・「外に出て意外と寒くて微笑する」

14:05
話し合い

14:10
最初の川柳と合わせて追加された川柳も身体化する

14:15
発表&講評
いちご犬
中盤の風が遊んでいる場面からお茶を飲んでいる場面への移り変わりが美しい。
もう少し二つの川柳の間の意味的なつながりが見えると良い。

うまキンカン
物語性が強くなっていた。
動きをわかりやすくすると良い。

14:25
5分間ブラッシュアップ

14:30 *マガジンが早退
発表の流れの説明
子どもたちが作った川柳を一人一句ずつを読んで、創作場面の発表をする。
子供たちは前日大人たちが作った句を身体化して発表する。

子供たちの句を
チームで円陣になり回し読み
立ったまま出来る限り小さな声で読む。
手をぶらぶらさせながら読む。
肩の力を抜いて体を振り回しながら読む。
歩きながら読む。
距離感を意識して誰かに向かって読む。人が読んでいるのを聴かなくて良い。
指示されたものを指差しながら読む。
声が形を持ったものとして物体にぶつかることを意識して読む。
川柳を自分の納得いくまで形にしながら読む。

再度、チームで円陣になり回し読み。感想があれば言い合う。
*ポムがうまキンカンに参加

14:45
発表形式でリハーサル&講評
いちご犬
ぐちゃが二つの川柳を通して同じ人物だと分かったほうが良い。
山がはっきりと山であることが分かったほうが良い。

うまキンカン
ポムが加わることでもう一ひねり欲しい。
演じてる最中は面白くても笑わない。

14:55
ブラッシュアップ&休憩

15:10
発表
子供チーム、チームいちご犬、チームうまキンカンの順で発表。

子供チーム
身体表現
「七夕の願いいろいろ紙の色」、「すごいなあ これ一枚でできてるの?」
感想
願いを書いている姿、ぶら下がっている姿がかわいい。
二つ目の川柳でライオンが出来ていく過程が見えて「これ一枚でできてるの?」に繋がった。

いちご犬
朗読
「外に出て意外と寒くて微笑する」
「やまびこと青空いっしょに笑ってる」
「お外はね 木がゆっくりと笑ってる」
「そよ風が山といっしょにあはははは」

身体表現
「そよ風が山といっしょにあはははは」、「外に出て意外と寒くて微笑する」

感想
山が山らしい。
切れ目が無いのが良い。
おじいちゃん→風→おじいちゃんの流れが自然で面白い。

うまキンカン
朗読
「お外はね 風がザワザワ笑ってる」
「写真から笑顔を見せる地縛霊」
「風の日は緑のささやき笑ってる」
「あかいみだ ベロベロベーと笑ってる」

身体表現
「お外はね 風がザワザワ笑ってる」、「写真から笑顔を見せる地縛霊」

感想
風だと思っていたら霊だったから怖い。
練習よりもドラマチックになっていた。
無駄が削ぎ落とされて見やすくなった。

15:40
やすみりえさん合流
2回目の発表

15:50
フィードバック
言葉のもう一歩奥に踏み込んだところで川柳が生かされていた。
川柳を繋げることによって別の物語性が出てきて面白い。
表現は自由なんだと思った。
抽象的な表現をあっさり出来ていた。
身体化することによって風景が具体化され、一つの川柳を様々な捉え方ができた。
皆積極的で楽しかった。
他、多数。

16:05
クールダウン
息を吸いながら体を上に伸ばす、吐きながら戻す。
息を吸いながら体を上に伸ばす、吐きながら右に倒れる。
息を吸いながら元に戻す、吐きながら左に倒れる。
息を吸いながら体を横に広げる、吐きながら戻す。

16:10
終了

One thought on “20100321 高千穂川柳指導者養成ワークショップ 記録

  1. Johnf9

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